【住まいを買いたいとき、何から始めれば良い??】
住まいの購入を思い立ったとき、何から始めれば良いか…私自身もまだ不動産業に携わる前に土地を買い、家を建てた経験がありますが、どんな流れで、何を基準に物件を探し始めれば良いか分からず、いま振り返るとかなり遠回りをしたように思います。今回は、住宅の購入を思い立ったときから、どのような流れで進めていったら良いかをシンプルにお答えしていきます。
何よりも大切なのはこの情報収集です。
SUUMOやホームズ、アットホームといった不動産ポータルサイトや不動産会社のホームページなど、インターネットをはじめ、新聞広告や住宅情報誌を使い、希望のエリアにどんな物件があって、どのぐらいの価格で売られているのか、積極的に物件情報を集めます。
色々な物件の情報を見たり、調べたりすることで自分たちはどんな物件を望んでいるのか、その場所でどんな生活を送りたいかなど理想の住まいへの想いや考えが、少しずつ整理されてくると思います。
自分たちはいくらまでの住宅が購入できるのか、また住宅ローンはいくらまで借りられるのか把握します。
まずは住宅の購入に充てられる頭金(自己資金)を出し、次に毎月いくらまで返済できそうかを今の家賃や支出の内容を再確認して計算してみます。
もっと詳しく知りたい、実際に見てみたいと思える物件と出会えたら、早速問い合わせしてみましょう。詳しい資料や広告では分からない情報を聞けたり、教えてもらえたりすることがあります。
問い合わせをすることに少し抵抗がある方は、住所が分かる場合や大体の場所が分かる場合は、実際にその場所に一度足を運んでみて、周りの雰囲気や環境、安全性や利便性を確認してみることをおすすめします。
私自身も希望の土地が見つかったとき、問い合わせをする前にその場所へ昼と夜、雨の日に行き、気になる騒音はしないか、水はけは悪くないか、駅まで実際に歩いて何分かかるかなど調べてから問い合わせをしましたので、その方がより安心して意思決定ができると思います。
不動産は、土地・戸建て・マンションに限らず、すべて同じものはふたつと無い、一点ものです。特徴もそれぞれ違っており、それほど期待していなかった物件でも、意外な発見や気付きがあるかもしれませんので、気になった物件は、時間の許す限り、見学いただくと良いと思います。
初めて見学するときは、何を気を付けて見れば良いのか、強引に営業されるのではないかなど、不安なことがたくさんありますが、土地ならば、こんなイメージで家が建てられますよとか駐車場はこの辺でとか、戸建てやマンションならばこの辺にソファでこんな感じで寛いでとかこんな使い方できますよとか、担当者が丁寧に説明してくれますので、気楽な気持ちで見学いただくのが良いと思います。
また、あとで今日見たところ、あそこの部分どうだったっけ?と家族で話し合いになった時に備えて、ケータイカメラなどで写真を撮っておくのもオススメです。
「これは買いたい」と思える物件が、いくつか揃ったら、希望の条件から優先順位を整理して、自分や家族が本当に納得できる物件を最終的に決定しましょう。
この時点でまだ不安なことがある場合は、担当者に質問して納得がいくまで教えてもらったり、物件の近所の方の話を聞いてみるのも良いと思います。
買いたい物件を決定したら、いよいよ購入の申し込みを行います。この購入の申し込みは、「この物件を買いたいです」という意思表示と、購入に向けた交渉を始めるための手続きとして行いますので、購入したい金額や支払方法(ローンを使う・現金)、そのほか購入にあたっての条件などを整理しておくことが望ましいです。
また、住宅ローンをご利用の場合は、購入の申し込みとほぼ同時に、住宅ローン事前審査の申し込みをすることが一般的なので、借り入れを希望する銀行を絞っておくと、よりスムーズに進められると思います。
住宅ローンをご利用の場合は、購入の申し込みと同時に住宅ローンの事前審査を受けるのが一般的なので、実際に住宅ローンの借り入れを希望する銀行の決定と事前審査の申し込みを行います。
申し込みの際には、現在用意できる自己資金の金額や借り入れ希望額に加えて、現在の勤務先や収入の状況、借り入れがある場合は、その内容と残額など細かく伝える必要がありますので、事前に確認、書類の準備をしておくことをおすすめします。
住宅ローンの事前審査を無事に通過したあと、購入のための正式な重要事項説明書の確認と契約書の締結をします。重要事項説明は、購入する物件と売買契約の条件についての詳細な内容の説明と確認を行うことで、売買契約の締結前に必ず行われるものです。物件の購入後に知らなかった、聞いていなかったということが無いように、契約日より前に確認いただいたり、当日時間を掛けてじっくりと確認いただく大切な手続きとなります。
また、売買契約と同時にに購入を約束するためのお金である手付金を支払います。この手付金は、購入金額の一部として充当されるお金ですが、購入される方がキャンセルをする場合は、戻ってこないお金、売却される方がキャンセルをする場合は、手付金の返還に加えて同額を支払うというキャンセルをする場合は支払わなければならないという性質のお金となりますので注意が必要です。
売買契約が無事に完了したら、住宅ローンの申し込みを正式に行います。その後、借り入れ先の金融機関での本審査を経て承認されたら、金融機関と正式なローンの契約(金銭消費貸借契約)を締結します。
残金の支払いとは、購入金額から手付金を差し引いた金額すべてを支払うことで、住宅ローンの借り入れを行う銀行で行うことが一般的です。購入される方、売却される方、司法書士、銀行担当者、不動産屋などが出席し、残金の支払いと所有権移転(新築の場合は建物の所有権保存を含む)の手続きを行います。
手続きのすべてが完了するといよいよ引渡しです。土地の場合は、とくに受け取るものはありませんが、戸建て・マンションの場合は、鍵や設備類の関係書類一式を受け取り、お引越しとご入居となります。
以上が、住まいを買いたいと思い立ったときからの流れですが
リブライズでは、住宅ローンやリフォームのご相談はもちろん、家を建てたいけれど希望のエリアに売地がない場合どうしたら良いかなど、お客様にとって最良の選択ができるよう様々なご提案をさせていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。